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アリババ集団傘下で中国シェア1位の地図情報サービス「高徳地図(Amap)」が、目的地へのルート上で生活関連サービスを提供するプラットフォームへの転換を加速している。
米コーヒーチェーン大手のスターバックスはこのほど高徳地図と提携し、中国でドライブスルー・サービス「啡快・沿街取(Starbucks Curbside)」を打ち出した。ユーザーが(乗車前に)高徳地図のアプリに目的地を入力し、「沿街取」のアイコンをクリックすると、ルート上にあるスターバックスの店舗が表示される。店舗を選んで注文を済ませておけば、車が店舗に到着する時間に合わせてコーヒーが用意され、指定の停車位置で車の窓を開けるだけでバリスタから入れたてのコーヒーが受け取れる仕組みとなっている。
高徳地図が提供するのは、商品の注文から店舗へのナビゲーション、決済、商品の受け取りまでのワンストップサービスだ。同社は、目的地までのルート上で生活関連サービスを提供するという、新たなビジネスモデルを生み出した。
同サービスは現在、北京市内のスターバックス100店舗で開始されており、上海市内の50店舗でも試験運営が始まっている。今後1年以内に、中国全土の1000店舗以上が導入すると予想される。
アリババ集団の決算報告書によると、高徳地図の2022年6月の1日当たり利用者数(DAU)は1億2000万人余りとなっている。
(36Kr Japan編集部)
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