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火鍋・焼肉用食材の小売を手掛ける「鍋圏食品(Guoquan Food)」が4月3日、香港証券取引所に上場目論見書を提出した。証券大手の華泰証券(HTSC)と投資銀行の中国国際金融(CICC)が共同スポンサーを務める。新規株式公開(IPO)による調達額は3億〜5億ドル(約390億〜660億円)となる見通し。同社はこれまでに6回の資金調達を実施し、計約30億元(約570億円)を調達している。
鍋圏食品は2015年に設立され、17年に火鍋用食材ブランド「鍋圏食匯」を立ち上げ、同名の食材専門店の出店を開始した。同社は法人向け事業と一般消費者向け事業を手掛け、実店舗だけでなくオンラインストアも展開している。現在の店舗数は、中国全土1万店近くに上る。
火鍋用食材市場はこのところ爆発的な伸びを示し始めている。とくに、ここ2年ほどは新型コロナウイルス流行の影響もあり、自宅で火鍋を楽しむ人が増え、食材の需要が大幅に増加した。
目論見書によると、鍋圏食品の売上高は、20年が29億6500万元(約560億円)、21年が39億5800万元(約750億円)、22年が71億7400万元(約1360億円)だった。22年の伸び率は81.2%に上る。 純損益は、20年が4329万元(約8億円)の赤字、21年が4億6000万元(約87億円)の赤字だったが、22年は2億4000万元(約45億円)の黒字に転じている。
米調査会社フロスト&サリバンのデータによると、鍋圏食品の22年の売上高は、中国の家庭向け火鍋・焼肉用食材ブランドとしては最大だった。
*23年4月6日のレート(1ドル=約132円、1元=約19.2円)で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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