中国・吉利汽車、英アストンマーティンへの出資比率を引き上げ ハイブランド化図る

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中国自動車大手の浙江吉利控股集団(Zhejiang Geely Holding Group)は5月18日、英高級車のアストンマーティン・ ラゴンダ・グローバル・ホールディングスに2億3400万ポンド(約420億円)を追加出資したと発表した。

追加出資後の吉利の出資比率は約17%となり、アストンマーティンのローレンス・ストロール会長が率いる投資ファンド「Yew Tree」(21%)、サウジアラビアの政府系ファンド「パブリック・インベストメント・ファンド(PIF)」(18%)に次ぐ第3位株主となった。このニュースが報じられた直後、アストンマーティンの株価は20%以上高騰した。 

吉利は昨年9月、約6660万ポンド(約120億円)を投じてアストンマーティンの株式の7.6%を取得し、第5位株主となっていた。

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吉利はここ数年で、アストンマーティンだけでなく、ボルボ・カーズやロータス・カーズなど、世界的な高級車ブランドを次々と傘下に収めてきたほか、メルセデスベンツの筆頭株主にもなった。同社は企業買収を通じて世界展開を進めているが、その狙いは自社の製品設計と性能を向上させ、ブランド価値をより一層高めることにある。

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*2023年6月17日のレート(1ポンド=約182円)で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

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