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第10回アラブ・中国ビジネス会議が6月11~12日の2日間、サウジアラビアの首都リヤドで開催された。20カ国余りから3000人以上の代表が参加し、中国とアラブ諸国の実務協力の強化に向け、貿易、金融、インフラ、エネルギー、グリーン産業などを議題に意見を交わした。
中国企業は会議初日の11日、サウジアラビア投資省と100億ドル(約1兆4200億円)相当の投資契約を結んだ。このうち、新興電気自動車(EV)メーカー「華人運通(Human Horizons)」は56億ドル(約7900億円)相当の投資契約を締結。同社が手掛ける超高級EVブランド「HiPhi(高合)」の開発・製造・マーケティングを同省と共同で進めていくという。
2019年に誕生したHiPhiは、中国で最も高額なピュアEVブランドとして知られている。現在は、販売価格57万元(約1100万円)からの「HiPhi X」と、61万元(約1200万円)からの「Hiphi Z」の2モデルを市場に投入している。平均販売価格は70万元(約1400万円)となっている。
サウジアラビアが中国企業と共に進めている新エネルギー産業は、EV関連だけではない。すでに、中国通信機器大手ファーウェイ(華為技術)のスマート太陽光発電ソリューションを導入。ファーウェイと電力関連設備建設企業「山東電力建設第三工程(SEPCOIII)」の2社に、貯蔵規模1300メガワット時(MWh)のエネルギー貯蔵プロジェクト「紅海プロジェクト」を委託している。同プロジェクトは、世界最大のエネルギー貯蔵プロジェクトとなっている。
サウジアラビアの発表によると、21年の中国からアラブ諸国へのFDI(海外直接投資)は230億ドル(約3兆2600億円)で、うち35億ドル(約4900億円)がサウジアラビアに投資されたという。
*2023年6月17日のレート(1ドル=約142円、1元=約19.9円)で計算しています
(36Kr Japan編集部)
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