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料理宅配などを手がける中国の生活関連サービス大手「美団(Meituan)」は7月5日、自社開発した第4世代の小型無人機(ドローン)および新たな都市低空物流ソリューションを発表した。より効率的かつ便利な配送サービスの提供を目指す。
新型ドローンは回転翼航空機(マルチローター)型で、12S三元系リチウムイオン電池を使用。ステレオビジョンの深度カメラのほか、4Dイメージングレーダーなどのセンサー類も搭載する。最大積載量は2.5キログラム、満載時の最大飛行距離は10キロメートル。3キロメートル圏内の配送であれば、通常15分以内で完了する。
美団のドローン事業責任者は「ドローンは配達員に取って代わるものではなく、配達員の仕事に影響を与えることもない。配達員と連携して配送業務を効率的に遂行し、地域の輸送能力を補完する重要な役割を果たす。地域全体でドローン配送を展開したとしても、受注総数の1割を超えることはない」と述べた。
美団は現在、広東省深圳市や上海市など15のドローン配送路線で、「3キロ圏内15分配送」サービスを提供しており、受注件数はすでに累計16万7000件以上を超えている。
(36Kr Japan編集部)
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