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中国自動車大手、浙江吉利控股集団(Zhejiang Geely Holding Group)傘下で新エネルギー商用車ブランド「遠程汽車(Farizon Auto)」を手がける「吉利新能源商用車集団 」が、シリーズAで6億ドル(約840億円)を調達した。博裕資本(Boyu Capital)と越秀産業投資基金(Yuexiu Industrial Investment Fund)が出資を主導し、シンガポールのUnited Clean Energyや、既存株主の隱山資本(Hidden Hill Capital)なども参加した。
遠程汽車は、新エネルギーを動力源とするスマート化された商用車の技術開発に注力し、大型トラックから小型トラック、小型商用車、バスまで、商用車全般を取り扱っている。都市部向けにはピュアEVとレンジエクステンダーEV(航続距離を伸ばす目的で小さなエンジンを搭載するEV)を、幹線道路向けには液体水素やメタノールを燃料とする燃料電池車と電池交換式のピュアEVを打ち出している。
同社が開発した各種新エネ商用車は、日本やニュージーランドを含むアジア太平洋市場、イスラエルなど中東市場、チリなど南米市場に向けて輸出されている。同社はまた、欧州市場へも積極的に進出している。
*2023年7月23日のレート(1ドル=約141円)で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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