中国アント、印モバイル決済大手「Paytm」の株式を同社に譲渡 保有比率13.5%に低下

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中国アント、印モバイル決済大手「Paytm」の株式を同社に譲渡 保有比率13.5%に低下

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アリババグループ傘下の金融大手アント・グループの子会社が、インドのモバイル決済大手「Paytm(ペイティーエム)」の株式10.3%を、同社の創業者であるビジェイ・シェカー・シャルマ最高経営責任者(CEO)に売却する。ロイター通信が伝えた。

シャルマ氏の保有比率は間接保有分を含めて19.42%に高まり、筆頭株主となる。 一方、アント子会社の保有比率は13.5%に低下する。シャルマ氏は、同社の所有権構造の簡素化を目指していた。また、中国とインドの関係が悪化しているなか、中国資本への依存度を下げて影響を抑えるとの見方もある。

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この取引は、シャルマ氏が所有するResilient Asset Managementを通じて行われる。10.3%の株式は、8月4日の終値ベースで6億2800万ドル(約900億円)となる。Resilientはアントに対し、転換社債を発行する。現金による支払いは発生しない。

Paytmは、各種オンライン決済のほか、電子商取引(EC)や金融サービスを幅広く提供し、3億人以上のユーザーと2000万店以上の加盟店を抱えている。21年11月にはボンベイ証券取引所に上場。インド史上最大の新規株式公開(IPO)となった。

*23年8月8日のレート(1ドル=約143円)で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

【保存版】アジアのデジタル銀行まとめ(下)〜東南アジア&インド篇〜

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