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中国ネット大手のテンセント(騰訊控股)は8月16日、2023年4~6月期の決算を発表した。売上高は前年同期比11%増の1492億元(約2兆9800億円)で、市場予想の1520億元(約3兆400億円)を下回った。純利益は41%増の261億7000万元(約5200億円)で、こちらも市場予想の323億元(約6400億円)を下回った。非国際会計基準(Non-IFRS)ベースの純利益は33%増の375億4800万元(約7500億円)となった。
事業別の売上高は、フィンテックおよび法人向けサービス事業が前年同期比15%増の486億元(約9700億円)だった。ゲーム事業は、国内向けは横ばいだったが、海外向けは好調で、19%増の127億元(約2500億円)となった。SNS事業は2%増の297億元(約5900億円)にとどまった。
オンライン広告事業は34%増の250億元(約5000億円)で、売上高全体の17%を占めた。広告事業の成長率は業界全体の水準を上回った。広告プラットフォームを駆動する機械学習システムの強化や、SNSアプリ「微信(WeChat)」内の動画機能「視頻号(WeChat Channel)」への広告出稿が増加したことが功を奏した。
6月30日時点で、微信(中国版)とWeChat(海外版)を合わせた月間アクティブアカウント数は前年同期比2%増の13億2700万となった。また、視頻号のユーザーの総利用時間は前年同期からほぼ倍増し、ミニプログラムの月間アクティブアカウント数は11億を突破した。
*23年8月16日のレート(1元=約20円)で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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