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中国車載電池大手の国軒高科がこのほど発表した2023年6月中間期決算は、売上高が前年同期比76.4%増の152億3900万元(1元=約20円)、純利益が3.2倍の2億900万元だった。
蓄電池事業の売上高は3.2倍の41億4700万元で、売上高全体の27.2%を占めた。同社によると、電力網、発電、電源、需要側それぞれの需要増加に伴い、新型蓄電池市場の需要は急速に伸び、世界の蓄電池出荷量は再び最高を更新し、業界は大規模な拡張期を迎えている。
海外事業の売上高は4.0倍の30億6200万元に上り、売上高全体の20.1%を占めた。同社は既存技術の優位性と豊かな製品ラインナップを頼りに、海外事業のコアコンピタンスの確立を目指すとともに、海外における研究・生産・供給・販売の一体化システムの成熟を急ぎ、海外事業のさらなる成長を進めている。
売上高総利益率が前年同期比で着実に伸びた。事業別では、車載用リチウムイオン電池が12.5%から13.2%に、蓄電池が10.2%から17.4%にそれぞれ上昇した。
同社は鉱物資源、材料(正極材、負極材、セパレーター、電解液)、電池セル、回収に至る全産業チェーンを網羅し、原材料の安定供給を確保し、コスト削減と収益の向上を実現した。(新華社北京)
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