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AI性能を測定するベンチマーク「AI Benchmark」のランキングで、中国Unisoc(紫光展鋭)の「Tiger T710」がトップスコアを出し話題となった。つまりファーウェイの「Kirin 810」や、Qualcomm の「Snapdragon 855 Plus」を上回る性能を意味する。Unisocは8月27日、このAIプロセッサをリリースした。
Tiger T710のCPUは、2基の2.0GHz ARM Cortex-A75 と 4基の1.8GHz Arm Cortex-A55を組み合わせたもので、またGPUはクロック数が800MHzのPowerVR GM 9446を採用している。
ファーウェイのKirinプロセッサと同様に、Tiger T710にもAI計算用の独立したデュアルコアのNPU(Neural Network Processing Unit)が内蔵されていて、これによりAIパフォーマンスをさらに向上させた。 Tiger T710は、TensorFlow、TensorFlow Lite、Caffeなどのディープラーニングフレームワークで性能を発揮する。
同社マーケティング部副総裁の周晨氏は、このAIチップは多くのロボット企業で採用されていると語った。
また同社は、人工知能、特に集積回路設計の分野を強化するため、西安交通大学と共同研究室を設立することで合意した。これからの5年間で1億元(約15億円)を投資するという。
前述のチップは4Gに対応しているが、 5Gチップに関しては、Unisocは来年5Gチップを搭載したSoCをリリースする予定としている。 今年2月、同社はMWC(Mobile World Congress)において、5G通信プラットフォーム「馬卡鲁(Makaru)」と最初のベースバンドチップ「春藤510」をローンチした。
(翻訳:Ai)
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