テンセントQQが3Dアバターアプリを発表 インスタで話題の「ZEPETO」になるか 

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インスタントメッセンジャー「QQ」は、中国IT大手テンセント(騰訊)の初めてのSNS商品として、20年もの歴史があり、多くの中国人に愛用され、心に深く根付いている。今後も生き残るために、QQは以前から新しいサービスを開発し、若者の心をつかむことに注力している。

このほど、QQは3Dアバターソーシャルアプリの「卡噗(Kapu)」を発表し、すでにダウンロードできる状態となっている。卡噗は以前QQが開発したアバターアプリの「厘米秀(CM Show)」の3D版とも言える。

ユーザーはQQアカウントや「WeChat(微信)」アカウントで卡噗にログインすることが可能。ログイン後の画面はシンプルで、主にキャラメイクをするための「形象」と部屋のデコレーションをするための「小窝」の2つのタブがある。「形象」ページの右側には、顔のカスタマイズ、着替え、プロフィール写真の作成と写真撮影の4つの機能があり、「小窝」のページには、部屋への訪問、コレクション、デコレーションと探索の4つの機能がある。

実際に使ってみると、以前大ヒットした3Dアバターソーシャルアプリの「ZEPETO」とミニゲーム「旅カエル」の特徴を兼ね備えていることがわかる。顔のカスタマイズ、着替え、デコレーション等により、ユーザーは個性的な自己表現ができ、写真撮影や部屋への訪問には出会い系の性質がある。また、探索の機能により新しいものを発見し、好奇心を満たすことが可能。卡噗はオフラインの個人行動と人との交際のオンライン化を目指していることがわかる。

QQは卡噗に多くのソーシャルネットワーク機能を与えている。卡噗はQQのフレンドとの同期が可能であり、プロフィール写真もQQと同期することが可能。また、フレンドの訪問を要請することも可能。これらの機能により以前の厘米秀のユーザーに興味を持たせることが可能だという。ZEPETOと旅カエルが一時期大ヒットしたが、今人気を失っている原因は、SNSによるユーザーロイヤルティの醸成に失敗したことだと思われる。

8月16日から正式ローンチして2週間が経ったが、卡噗がアプリストアの

無料SNSアプリダウンロード回数のトップ50に入っている。最高ランクはトップ11。

卡噗の前身である厘米秀の知名度はそれほど高くない。厘米秀は昔のQQのパソコン端末のキャラメイクミニゲーム「QQ秀(QQ Show)」に類似しており、主に小学生~高校生をターゲットにしていた。

厘米秀は2016年1月26日からβテストが始まったが、公開宣伝はしていない。このアプリを単体で立ち上げることはできず、QQの検索機能経由か、QQフレンドからのインビテーションでないとログインができなかった。ログイン後は、チャットウィンドウ、プロフィール、自己紹介等のページのアバターが設定できるようになる。限定的な機能でありながら、2017年11月には厘米秀のユーザーは2億人を超えた。

今年5月に行われた騰訊全球数字生態大会(Tencent Global Digital Ecosystem Summit)で、QQ担当のテンセント副総裁・梁柱氏は、厘米秀の若者への訴求力を見込み、、今年の下半期に3Dの厘米秀サービスを発表すると話した。これは、QQの若者向けSNS戦略の重要な一環となる。また、梁氏によると、QQでは有名人のアバターを制作する「卡噗star」という機能を開発する予定があり、若者に人気のある、個性的な有名人のアバターを導入し、3Dの仮想世界でファンと交流するユニークな文化を作ることを目指すという。

図の提供者はQQ
(翻訳:小六)

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