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市場調査会社「Counterpoint Research」がこのほど、東南アジアの電気自動車(EV)市場に関するリポートを発表した。2023年4~6月期の東南アジアの純電気自動車(BEV)販売台数は、タイ、ベトナム、インドネシアおよびマレーシアの旺盛な需要が追い風となり、前年同期比894%増と飛躍的な伸びを示した。
東南アジアのEV市場は発展の初期段階にあるため、いわゆる「ベース効果」の作用が見られる。アジアの主要自動車メーカーは旺盛な初期需要を背景に、EV販売台数を急拡大させている。当期のEV販売台数は、乗用車全体の6%を超えた。
メーカー別のトップは中国EV大手の比亜迪(BYD)でシェアは26%。ベトナムの複合企業最大手ビングループの自動車子会社「VinFast(ビンファスト)」がシェア25%で2位につけた。
中国のEVメーカーはここ数年、東南アジア諸国の企業との提携を強化し、EVの現地生産を推進している。哪吒汽車(Neta)は23年7月、インドネシア企業との提携覚書に調印。両社は24年4~6月期にも現地での生産開始を予定している。
BYDは23年3月、タイに初の海外乗用車工場を建設。24年から年間15万台のEVを生産し、東南アジア各国や欧州市場に輸出する計画だという。
(36Kr Japan編集部)
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