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中国の新興電気自動車(EV)メーカー「零跑汽車(Leap Motor)」は10月26日、欧州自動車大手のステランティスが約15億ユーロ(約2400億円)で零跑汽車の株式20%を取得すると発表した。ステランティスは零跑汽車の取締役会に2つの議席を持つ大株主となる。また、ステランティスが51%、零跑汽車が49%を出資し、合弁会社「零跑国際」を設立する。
ステランティスは、2021年に欧米フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)と仏グループPSAが統合して発足した。プジョーやシトロエン、アルファロメオ、マセラティなど数多くの有名ブランドを傘下に抱え、現在は世界4位の自動車会社となっている。
零跑汽車は今後、ステランティスの世界的ビジネスネットワークを活用し、まずは欧州市場からブランド力と販売力を高めていく方針。合弁会社の零跑国際は、2024年下半期に輸出事業を開始する計画だという。
23年は、中国のEVメーカーに外資の注目が集まった。蔚来汽車(NIO)と高合汽車(HiPhi)は中東の政府系投資機関から出資を受けた。また、小鵬汽車(Xpeng Motors)は独フォルクスワーゲンから、上海汽車集団(SAIC MOTOR)は独アウディから資金調達し、パートナーシップを深めている。
*2023年10月30日のレート(1元=約21円)で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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