香港マックのコーヒー400円超え。念願の海外赴任も物価高と円安で節約生活【中華ビジネス戦記】

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筆者は最近香港に移住した。コロナ禍が収束し、2022年から少しずつ海外旅行に行くようになったが、数年ぶりの海外では物価の上昇を感じることが多く、特に今年は円安が加速し、いろいろなものが高いと思うようになった。実際に暮らしてみると、生活費はどうなのだろうか。香港生活1カ月で体感した日本との違いを紹介したい。

物価:ローカルのランチはちょい高。日本食は激高!

為替レートは2023年10月時点で1香港ドル=約19円。コロナ禍前の2019年ごろは1香港ドル=13~14円だったので、日本円に換算すると何でも当時から1.3~1.4倍高く感じてしまう。

昼ご飯に関してはローカルの多くの店でランチセットが提供されており、40~60香港ドル(760~1140円)で食べられる。定番の燒味(チャーシューやガチョウや鶏のロースト)は定食だと50~70香港ドル(950~1330円)、飲茶だと蝦餃(エビの蒸し餃子)や腸粉(米粉で作った点心の一種)などだいたい一つ20~40香港ドル(380円〜760円)だ。為替レートが悪くなっているので以前と比べると高く感じるが、東京でもランチは800~1000円するので「日本より少し高い」くらい。

東京で食べるガチ中華はもちろん、日本の一般的な定食よりも高いことが多かった。蘭州ラーメンやマーラータンが1000円を超えることは珍しくない。だから香港のローカル飯を食べるのは東京でのガチ中華を食べるくらいの金銭支出、と考えるようにして物価高から受ける心のダメージを減らしている。

一方、香港で日本食を食べようとすると定食は最低でも100香港ドル(1900円)する。香港人の友人も「香港で日本食を食べようとするとかなり高いから、日本に旅行に行くとなんでも安く感じるね」と話してくれた。日本食以外でも西洋系の料理や韓国料理など外国の料理はかなり割高だ。

香港でよく食べられている燒味。テイクアウトだとイートインよりも1割程度安くなるが、それでも800〜1000円くらいはかかる

マクドナルドのハンバーガーは13香港ドル(247円)でビッグマックは23香港ドル(437円)。日本だとハンバーガーは170円でビッグマックは450円なので香港だとビッグマックを頼んだほうがお得感がある。ドリンク類はホットコーヒーのSサイズが日本だと120円に対して香港だと22.5香港ドル(428円)と3.5倍以上の価格になっている。スターバックスやセブンイレブンのコーヒーでも同様にコーヒーは日本の2倍以上の価格で、かなり高く感じる。その他、牛乳やヨーグルトなどの乳製品、卵などもほとんどを輸入に頼っていることもあり、日本で買うよりも2~3倍高い。日本円換算をしてしまうとなかなか手が出ない。

乳製品や玉子は輸入に頼っていることもありかなり高い

給料:時給は東京よりやや高、一人暮らしは難しい

食事に関しては日本円に換算して考えると、ほとんどのものが高く感じてしまう。物価が高いので、香港の給料も高いかと思ってしまうが、マクドナルドのアルバイトの時給が最高で70香港ドル(1330円)、サイゼリアの時給も65香港ドル(1235円)と、東京と比較して少し高いくらいだ。物価高の香港で生活するのは少し厳しそうに感じる。

アルバイトの時給は日本より少し高い程度

香港人の友人によると大卒1年目の平均給料は約17000香港ドル(約32万円)。香港の家賃の高さをふまえると若者が日本のようにマンションを借りて1人暮らしをするのは一般的ではなく、実家から通ったり、友人とルームシェアをしたりする人が多いようだ。20代後半の香港人の友人はいずれも実家から通勤しており、オフィスまで1時間以上かけて通勤している香港人の同僚も多い。筆者の香港人の友人(20代女性)は友人とのルームシェアの家賃や水道光熱費、食費、娯楽などの生活費は1ヶ月で約15000香港ドル(約29万円)だと話してくれた。

数年前と比較しても多くのものが香港ドルで比較しても値上がりしている。そこに円安が追い打ちをかけ、日本人にとってはあらゆるものが高く感じる。

(作者:阿生)

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