ファーウェイ新製品発表会 iPhone11を辛口レビュー、初の軽量化VRゴーグルもリリース

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ファーウェイが26日、スマートフォンの最新フラッグシップ機「Mate 30」シリーズの国内向け発表会を上海で行った。発表会自体は先日の独ミュンヘンに続いて2回目の開催だが、今回は最新の軽量型VRゴーグルの発表も併せて行っている。

発表会で最も注目を集めたのは、同社コンシューマー向け端末事業部のリチャード・ユー(余承東)CEOによる辛口発言だ。ライバルのアップル社をこき下ろし、会場には拍手が巻き起こったという。

「我々のMate 30シリーズが搭載するプロセッサKirin990はiPhone新機種のA13 Bionicに勝っているため、動きもよりなめらかだ。40Wの急速充電、27Wのワイヤレス急速充電のほか、リバース充電も備えるため、iPhone 11に充電してあげてもいい。ファーウェイのユーザーは1日中外出してもポータブル充電器を持ち歩く必要がないが、ポータブル充電器を持っているのはたいていがiPhoneユーザーだ」と、自社製品の優位性をアピール。カメラ機能に言及した際もiPhone 11を引き合いに出し、両機種で暗所撮影を行った写真を並べて示した。Mate 30で撮影した写真は被写体がはっきり写っていたが、iPhoneで撮影した写真は真っ黒だった。

「新型iPhoneは夜間に撮影するとMate 30シリーズとの格差がはっきりする。それでも、『iPhone 11もそれなりに健闘した』とは言える」と述べた。カメラ機能の専門評価機関「DxOMark」による最新の総合スコアでは、「Mate 30 Pro」が121点でサムスンの「Note 10+ 5G」を超え、世界1位につけている。

そのほか、発表会ではスマートテレビ「HUAWEI Vision」、スマートウォッチ「Watch GT 2」、完全ワイヤレスイヤホン「FeedBuds 3」など多くの新製品がお披露目された。HUAWEI Visionは同社2機種目のスマートテレビで、AI機能を搭載したポップアップ式カメラを備える。価格は65インチで6999元(約10万6000円)から。75インチの価格は未発表だった。

今回発表した製品のハイライトは、同社初の軽量化VRゴーグル「HUAWEI VR Glass」だ。薄型・軽量を優先するためゴーグルにはディスプレイ機能のみを持たせ、CPUはスマートフォンを経由する設計となっている。結果として166gという超軽量を実現した。現段階では使用時にスマートフォンにケーブル接続する必要があるため、この方式は一過性のものとなるだろう。

解像度は3200×1600ピクセルで、スマートフォンやPCの画面をゴーグル上に投影することができる。3.5mmイヤホンおよびBlueToothイヤホンに対応し、飛行機での使用も問題ない。薄型に設計されているため、メガネをかけた上からの着用は難しいが、度数調整が可能な近視用レンズが内蔵されているため、強度の近視(レンズ度数-7Dまで)でも裸眼で使用できる。

VRゴーグルの一般への普及が遅れている要因は、重さ、価格、使用感、対応コンテンツの不足などだ。HUAWEI VR Glassは重さの問題はクリアしたものの、2999元(約4万5000円)という価格は一般ユーザーにとって気軽に手の届くものではない。

しかし、5Gの普及が現状を一変させる可能性もある。大容量かつ高速通信が可能になれば、ゲーム分野でVRデバイスの需要が高まるだろう。今回のVRゴーグル発表はファーウェイにとって試金石であり、ユーザーや市場からの反響を探る目的もあるとみられる。中国を代表するハードウェアメーカーであるファーウェイが、VR市場の前途を高く評価しているとなれば、VR産業の急成長をけん引する効果も期待できるだろう。

VR周辺機器を手がける中国のスタートアップ「NOLO VR」創業者の張道寧氏は、中国市場におけるVRデバイスの出荷台数が2020年には数倍の伸びをみせると予想している。
(翻訳・愛玉)

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