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中国IT大手のアリババグループが、2023年7~9月期および上半期(4~9月)の決算を発表した。6月末に事業を六つのグループに分割すると発表してから初の四半期決算となる。
23年7~9月期の売上高は約2248億元(約4兆6700億円)で、前年同期の2072億元から8.5%増加した。上半期の売上高は4589億元(約9兆5400億円)で、前年同期の4127億元から11%の増加となった。
23年7~9月期の純利益は266億9600万元(約5550億円)で、前年同期の純損失244億6700万元から大きく持ち直した。Non-GAAPベースの純利益も、前年同期から19%増加して401億8800万元(約8300億円)となった。
事業グループ別の売上高は以下の通り:
・中国国内コマース事業の「淘宝天猫コマースグループ」が前年同期比約3%増の977億元(約2兆円)。
・Lazada(ラザダ)、AliExpress(アリエクスプレス)、Trendyol、Alibaba.comなどグローバルコマース事業の「国際数字商業グループ」は同53%増の245億元(約5100億円)。
・フードデリバリー餓了麽(Eleme)や地図アプリの高徳地図(Amap)など生活関連サービス事業「本地服務グループ」は同16%増の156億元(約3200億円)。
・物流事業の「菜鳥智能物流網絡グループ」は同25%増の228億元(約4700億円)。
・アリババクラウドや釘釘(Ding Talk)などクラウドサービス事業の「阿里雲智能グループ」は同2%増の276億元(約5700億円)。
・動画配信の優酷(Youku)やオンラインチケット販売の大麦網(Damai)などを含むメディア事業「大文娯グループ」は同11%増の58億元(約1200億円)。
自社事業の6分割や資本形成に関する直近の状況については、米国が高性能チップの輸出規制を強化したことで、クラウド事業の先行きが見通せない状態だと説明。クラウド事業を分離独立しても期待する株主価値の向上が見込めない恐れがあるため、完全な分離は進めないことを決めたと明かした。それとともに、アリババクラウドがAIとクラウドコンピューティングを組み合わせた発展戦略に注力できるよう、戦略的投資を拡大し、AI時代をリードするクラウドコンピューティングサービスの構築に取り組んでいくという。
ほか事業では、物流企業の「菜鳥網絡(Cainiao Network)」が、すでに香港証券取引所に上場申請書(A1フォーム)を提出している。生鮮スーパー事業の「盒馬鮮生(Freshippo)」については、市場からの評価や株主価値を高める取引に関わるほかの要素を理由に、IPO計画を棚上げするとした。
2023年9月30日時点で、アリババの従業員は22万4955人で、同年6月末日の22万8675人から3720人減少した。
*2023年11月20日のレート(1元=約21円)で計算しています。
作者:Tech商業(WeChat公式ID:InnoBusiness)
(翻訳・畠中裕子)
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