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中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)フランス支社の張明剛副社長はこのほど、同社初の海外工場をフランスで建設しており、2025年末には生産を開始する予定だと明らかにした。
この工場では、チップセットやマザーボードなど4Gおよび5G基地局向けの部品を製造し、欧州の顧客に提供するという。張氏によると、建設工事は着実に進んでおり、竣工後は年間生産高10億ユーロ(約1600億円)と500人の雇用を目指すという。投資総額は2億ユーロ(約310億円)となる見込み。
ファーウェイは20年、フランス東部ストラスブール郊外のブリュマトに新工場を建設し、欧州の顧客向けにモバイル通信ネットワーク用の製品と技術ソリューションを提供すると発表していた。当初は21年に着工し、23年初めには竣工、生産を開始する計画だった。
ファーウェイは03年にフランス市場に参入。現在はパリに研究センター6カ所とグローバルデザインセンターを構えている。同社によると、21年にはフランスで売上高25億ユーロ(約3900億円)を達成し、同国の通信インフラ市場で2割のシェアを占めたという。
*2023年12月14日のレート(1ユーロ=約155円)で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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