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香港を拠点とする投資会社「ライオンロック・キャピタル(LionRock Capital)」は12月18日、傘下のファンドを通じ、スポーツ用品大手のアシックスが保有していたスウェーデン発祥のアウトドアブランド「ホグロフス(Haglöfs)」の全株式を取得したと発表した。
ライオンロックの主な投資先は、スポーツ用品や食品・飲料、ヘルスケアなど。元オリンピック体操選手で中国スポーツ用品大手「李寧(Li-Ning)」の創業者、李寧氏が非業務執行会長を務めている。
ホグロフスは1914年に創業された老舗ブランドで、世界28カ国に向けて高品質なアウトドア用品を販売している。2010年にアシックスに買収され、完全子会社となった。
ファッションメディア「WWD」によると、ライオンロックの関係者は、中国スポーツ用品大手「安踏体育用品(ANTA)」がカナダ発祥のアウトドアブランド「アークテリクス(Arc’teryx)」を買収し、中国市場で大成功させたと指摘。李寧の本拠地である中国市場でホグロフスが業績を伸ばすことに期待感を示した。
李寧の関係者は12月20日、「当社はライオンロック傘下のファンドのリミテッドパートナーで出資もしたが、ホグロフスの管理運営には関与しない」とコメントした。
(36Kr Japan編集部)
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