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中国のLiDAR大手「速騰聚創科技(RoboSense、ロボセンス)」が1月5日、香港取引所に上場した。公開価格は43香港ドル(約800円)。その後小幅な値動きはあったものの、15日の終値は公開価格と同じ43香港ドルで、時価総額はLiDAR企業としては世界一の約190億香港ドル(約3500億円)となっている。
ロボセンスは2014年の設立で、LiDARのハードウエア、ソフトウエア、チップという3つのコア技術を持つ。同社の製品は、自動運転や運転支援システムを搭載した自動車のほか、ロボタクシーなどに広く活用される。
調査会社の灼識諮詢(CIC)によると、ロボセンスは23年12月18日までに、完成車メーカーと一次サプライヤー計21社から62車種向けのLiDARを受注しており、うち24車種はすでに量産を開始している。23年に出荷したLiDARは25万6000台だったが、24年は100万台を超える見込みだという。
ロボセンスの23年1〜6月の売上高は約3億2900万元(約70億円)、純損益は約7億6800万元(約160億円)の赤字だった。黒字化には依然ほど遠い状況だ。
中国の同業大手「禾賽科技(Hesai Technology)」は23年2月10日、米ナスダックに上場したが、現在の株価は約8ドル(約1200円)と公開価格の19ドル(約2800円)から大きく下げ、時価総額は約10億ドル(約1500億円)となっている。
*2023年1月15日のレート(1香港ドル=19円、1元=約20円、1ドル=146円)で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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