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中国電子商取引(EC)大手の拼多多(Pinduoduo)が運営する越境ECプラットフォーム「Temu」が1月17日、南アフリカ向けサイトを開設した。Temuがサービスを提供する国は49カ国となった。
Temuは2022年9月に米国向けサイトを開設して以降、低価格販売、物流の完全委託、そして積極的かつ効率的なマーケティング戦略で、瞬く間に市場を拡大した。米調査会社センサータワーによると、22年9月から23年11月までのダウンロード数は世界で3億回を突破している。
南アフリカでもこれまで同様、一定の購入額に達すれば商品価格を大幅値引きするキャンペーンや配送料無料を打ち出す。多くの商品の価格は10〜300ランド(約80〜2400円)に設定しており、地元競合のECプラットフォームと比べても一定の優位性がある。
Temuは通常、第三者の企業と提携し、物流を完全委託している。南アフリカ向けの物流では、物流サービスの「Fastway」と提携する。配送期間は6〜20日間と比較的長い。Temuはユーザーをつなぎ止めるための施策を打ち出しており、配送に21日以上かかった場合、ユーザーは48時間以内に20ランド(約160円)分のポイントが受け取れるという。
*2024年1月22日のレート(1ランド=約8円)で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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