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中国香港特別行政区の政府投資推進局(インベスト香港)は23日、香港の科学技術イノベーション・スタートアップ産業が活況を呈していると明らかにした。世界知的所有権機関(WIPO)が発表した23年版の「グローバル・イノベーション・インデックス(GII)」で、深圳・香港・広州クラスターが世界の「科学技術クラスター」の2位にランク入りし、アジアの戦略的ビジネスプラットフォーム、科学技術の取引市場にもなっている。
「23年版GII」でイノベーションの柱の一つとされる「インフラ」ランキングでは、香港は132カ国・地域の9位となった。これは、香港特区政府がイノベーション・科学技術発展計画に基づき、50億香港ドル(1香港ドル=約19円)を投入したイノベーション・テクノロジーファンドの創設、政府が支援する香港応用科学技術研究院の設立、香港サイエンスパークやサイバーポート、研究開発センター5カ所の設立など、積極的にインフラ投資、整備を進めた結果である。
香港のスタートアップ企業が必要とするインフラ投資と資金支援もいくらか増加した。インベスト香港の調査では、香港のスタートアップ企業数は23年も安定的に増加し、前年比7%増の4257社に上った。従業員数は10%増の1万6453人となった。
スタートアップ企業の育成・加速プログラムも人気を集め、香港の大学、サイバーポート、サイエンスパークなどがスタートアップ企業の成長を支援する計画を実施しており、市場でもスタートアップ企業による資金調達活動がみられ、育成・加速プログラムに加わるスタートアップ企業は増えている。(新華社香港)
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