アリババ、23年10~12月期は純利益69%減 「アリエク」など国際ECが大きく伸び

36Kr Japan | 最大級の中国テック・スタートアップ専門メディア

日本最大級の中国テック・スタートアップ専門メディア。日本経済新聞社とパートナーシップ提携。デジタル化で先行する中国の「今」から日本の未来を読み取ろう。

大企業注目記事

アリババ、23年10~12月期は純利益69%減 「アリエク」など国際ECが大きく伸び

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録

続きを読む

中国電子商取引(EC)大手のアリババグループは2月7日、2023年10〜12月期決算を発表した。売上高は前年同期比5%増の2603億4800万元(約5兆5000億円)とほぼ市場予想どおりだった。純利益は69%減の144億3300万元(約3000億円)、非GAAPベースの純利益は4%減の479億5100万元(約1兆円)となった。

アリババ23年7~9月期は黒字転換、米半導体規制でクラウド事業の分割は断念

天猫(Tmall)や淘宝網(タオバオ)など中国国内のEC事業をたばねる「淘天集団」の売上高は1290億7000万元(約2兆7000億円)と2%増にとどまった。一方、国際EC事業の「国際数字商業集団」は力強い伸びを記録しており、売上高が44%増の285億1600万元(約6000億円)となり、アリババグループ全体の10.95%を占めた。うち、越境ECのAliExpress(アリエクスプレス)の注文件数は60%増と、6四半期連続で市場予想を上回る結果となった。

決算発表と同時に、27年3月末までに250億ドル(約3兆7000億円)を上積みする自社株買い計画も明らかにした。アリババグループが実施する自社株買いの総額は650億ドル(約9兆7000億円)となる。

世界のECアプリダウンロード、中国勢が上位を独占

*2024年2月9日のレート(1元=約21円 1ドル=149円)で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録

関連記事はこちら

関連キーワード

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録