中国新興EV6月販売ランキング、リープモーターが「9万台の壁」突破
中国の主な新興電気自動車(EV)メーカーが、2026年6月の新車販売(納車)台数を発表した。コストパフォーマンスの高さと多車種展開で人気の零跑汽車(Leap Motor=リープモーター)が初の9万台超えを果たし、新興王者の貫禄を見せつけた。2位の「鴻蒙智行(HIMA)」は5万台超と健闘したが、零跑汽車との差は4万台超に開いた。
1位:零跑汽車
零跑汽車(Leap Motor)の6月の販売台数は、前年同月比95.0%増の9万3376台。1〜6月の累計販売台数は、前年同期比61.2%増の約35万6500台となった。
とくに主力のSUV「C10」「C11」「C16」が、15万〜20万元(約360万〜480万円)クラスの市場で圧倒的な強さを見せつけた。
2位:鴻蒙智行
通信機器大手ファーウェイが自動車メーカー5社と共同運営するEVブランド連合「鴻蒙智行(HIMA)」は、6月の販売台数が前年同月比4%減の5万624台。1〜6月の累計販売台数は、前年同期比18.6%増の約24万台となった。
6月単月の内訳は、自動車中堅の賽力斯集団(SERES)と共同運営する「問界(AITO)」が、3万119台と大半を占めた。また、上海汽車(SAIC)と共同で立ち上げた「尚界(MAEXTRO)」のEVセダン「Z7」も、1万台を突破している。
3位:蔚来汽車
蔚来汽車(NIO)の6月の販売台数は、前年同月比62.9%増の4万597台。1〜6月の累計販売台数は、前年同期比60.5%増の約11万9500台と過去最高を記録した。
6月単月の内訳は、メインブランド「NIO」が前年同月比50.1%増の2万1908台、セカンドブランド「楽道(ONVO)」が83.5%増の1万1743台、サードブランド「蛍火虫(firefly)」が76.7%増の6946台だった。
4位:小鵬集団
小鵬(XPeng)の6月の販売台数は、前年同月比15.9%増の4万125台。1〜6月の累計販売台数は、前年同期比15.8%減の約16万6000台となった。
5月20日に発売されたAI搭載のフラッグシップSUV「GX」は、6月単月の販売台数が6739台。26万9800元(約650万円)からと手の届きやすい価格でありながら、先進運転支援システム(ADAS)「XNGP」を搭載しているとあって人気を呼んでいる。
5位:理想汽車
理想汽車(Li Auto)の6月の販売台数は、前年同月比15.0%減の3万895台。1〜6月の累計販売台数は、前年同期比5.1%減の約19万3500台となった。
レンジエクステンダーEVタイプのファミリー向けSUV市場の競争が激化したことが、販売減の要因となった。
6位:小米汽車
スマートフォン大手の小米集団(シャオミ)が手がける「小米汽車(Xiaomi Auto)」は、6月の販売台数が3万台余りとなり、前年同月の2万5000台から順調な伸びを示した。1〜6月の累計販売台数は約18万台となった。前年同期は約15万7000台だった。
2026年上半期は、零跑汽車や鴻蒙智行、蔚来汽車、小米汽車などが販売台数を伸ばした。下半期はこれらのメーカーが市場シェアをさらに拡大し、商品力やブランド力で差別化できないメーカーとの差を広げる可能性がある。7月の各社の販売台数に注目したい。
(36Kr Japan編集部)