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中国ネット大手の百度(バイドゥ)は5月16日、2024年1~3月期決算を発表した。売上高は前年同期比1%増の315億元(約6900億円)で、うちコア事業(オンラインマーケティング、クラウドサービスなど)の売上高が4%増の238億元(約5200億円)だった。調整後純利益(Non-GAAP)は22%増の70億1100万元(約1500億円)となり、市場予想を上回った。
最高経営責任者(CEO)の李彦宏(ロビン・リー)氏は、生成AI時代が中国に到来したとし、独自の大規模言語モデル「文心(ERNIE)大模型」が今後は百度にさらなるチャンスをもたらすはずだと強調した。同社はすでに文心大模型4.0のツール版をリリースしている。
文心大模型をベースにした対話型AI「文心一言(ERNIE Bot)」のユーザーは2億人を突破し、ディープラーニングの開発プラットフォーム「飛槳(PaddlePaddle)」を利用する開発者数も1300万人に達した。
このほか、24年1〜3月期の百度アプリの月間アクティブユーザー(MAU)数は、前年同期比3%増の6億7600万人となった。また、同社傘下の自動運転タクシー(ロボタクシー)サービス「蘿蔔快跑(Apollo Go)」の利用回数は前年同期比25%増の約82万6000件となり、4月19日には累計利用回数が600万件を超えた。
*1元=約22円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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