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中国IT大手の百度(バイドゥ)はこのほど、レベル4の自動運転に対応する世界初の大規模言語モデル「Apollo ADFM(Autonomous Driving Foundation Model)」を発表した。
また、傘下の自動運転タクシー(ロボタクシー)サービス「蘿蔔快跑(Apollo Go)」に、Apollo ADFMを搭載した第6世代の専用車を導入することも明らかにした。調達価格は20万元(約440万円)と第5世代の4割に抑えた。
百度の自動運転事業のトップを務める王雲鵬氏によると、第6世代のロボタクシーの安全性は人間のドライバーの10倍以上だという。
百度の自動運転ネットワーク「Apollo」はすでに、自動運転車のオペレーションネットワークを構築しており、自動整備モニタリングやリスク警告、インターネット経由でソフトウエアを更新する「オーバー・ジ・エア(OTA)」、窓の遠隔操作など30項目以上の完全自動管理ユニットを備えている。これにより、自動運転車のオペレーションコストが大幅に低減し、大規模運用が可能になる。
Apollo Goは現在、北京市、上海市、広東省の広州市と深圳市、重慶市、湖北省武漢市、四川省成都市、湖南省長沙市、安徽省合肥市などで営業している。百度は2024年中に、武漢に第6世代のロボタクシー1000台を導入する計画。同年中に武漢での収支均衡を達成し、25年には完全黒字化を目指すという。
*1元=約22円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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