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石油大手サウジアラムコのベンチャーキャピタル部門「Prosperity7(プロスペリティ7)」が、中国の生成AI分野のユニコーン企業「智譜AI(Zhipu AI)」に4億ドル(約620億円)を出資した。英経済紙フィナンシャルタイムズ(FT)が報じた。今回の資金調達で、智譜AIの評価額は約30億ドル(約4700億円)となった。
智譜AIは清華大学発のスタートアップとして、中国語・英語に対応する大規模言語モデル(LLM)「GLM130−B」を提供しており、パラメーター数は1300億に達する。同社は2023年後半以降、アリババグループやテンセント、アントグループなどインターネット大手の投資部門のほか、順為資本(Shunwei Capital)や紅杉中国(旧セコイア・チャイナ)など大手投資会社から資金調達しており、23年10月時点で評価額は10億ドル(約1600億円)の大台を超えていた。
プロスペリティ7は20年に中国オフィスを開設。重点分野は人工知能(AI)とロボットで、これまでにベクトルデータベースを手がける「Zilliz」や自動運転ソリューションの「宏景智駕(Hongjing Drive)」、ロボットメーカーの「節卡機器人(JAKA Robotics)」など20社以上の中国企業に出資している。
*1ドル=約156円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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