トラクションインバーターの世界シェア、中国BYDがトップ3入り:24年1~3月期

36Kr Japan | 最大級の中国テック・スタートアップ専門メディア

日本最大級の中国テック・スタートアップ専門メディア。日本経済新聞社とパートナーシップ提携。デジタル化で先行する中国の「今」から日本の未来を読み取ろう。

EXCITEのRSSに登録大企業特集注目記事

トラクションインバーターの世界シェア、中国BYDがトップ3入り:24年1~3月期

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録

続きを読む

調査会社トレンドフォースによると、2024年1~3月期の世界のトラクションインバーター搭載台数は522万台だった。前の期の714万台から27%減少した。

うち、純電気自動車(BEV)向けの割合は前期から5ポイント低下し、48%となった。ハイブリッド車(HEV)およびプラグインハイブリッド車(PHEV)向けの割合は、52%に上昇した。

メーカー別世界シェアのトップ5には中国から2社がランクインした。比亜迪(BYD)はシェア14%で米テスラと同率2位、匯川技術(Inovance Technology)が4%で5位に入った。

BYDは、自社で開発・生産したトラクションインバーターを自社モデルに搭載。匯川技術は、理想汽車(Li Auto)や小鵬汽車(Xpeng Motors)、小米汽車(Xiaomi Auto)などの新興新エネルギー車(NEV)メーカーに製品を提供している。

華為技術(ファーウェイ)は3%で依然トップ5圏外だが、これまで3四半期連続で前期比1%増を実現しており、近い将来トップ5に入ってくる可能性がある。

24年1~3月期の世界のトラクションインバーター市場では、これら中国企業がシェア34%を占め、これまで欧米や日本の企業が主導してきた市場に風穴を開けたことが示された。

中国BYDの高コスパEVは「米国には作れない」 車両の分解で明らかにされた驚きの理由

(36Kr Japan編集部)

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録

関連記事はこちら

関連キーワード

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録