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調査会社トレンドフォースによると、2024年1~3月期の世界のトラクションインバーター搭載台数は522万台だった。前の期の714万台から27%減少した。
うち、純電気自動車(BEV)向けの割合は前期から5ポイント低下し、48%となった。ハイブリッド車(HEV)およびプラグインハイブリッド車(PHEV)向けの割合は、52%に上昇した。
メーカー別世界シェアのトップ5には中国から2社がランクインした。比亜迪(BYD)はシェア14%で米テスラと同率2位、匯川技術(Inovance Technology)が4%で5位に入った。
BYDは、自社で開発・生産したトラクションインバーターを自社モデルに搭載。匯川技術は、理想汽車(Li Auto)や小鵬汽車(Xpeng Motors)、小米汽車(Xiaomi Auto)などの新興新エネルギー車(NEV)メーカーに製品を提供している。
華為技術(ファーウェイ)は3%で依然トップ5圏外だが、これまで3四半期連続で前期比1%増を実現しており、近い将来トップ5に入ってくる可能性がある。
24年1~3月期の世界のトラクションインバーター市場では、これら中国企業がシェア34%を占め、これまで欧米や日本の企業が主導してきた市場に風穴を開けたことが示された。
(36Kr Japan編集部)
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