アップル、生成AI「Apple Intelligence」の中国導入で現地企業と提携か バイドゥやアリババと交渉

36Kr Japan | 最大級の中国テック・スタートアップ専門メディア

日本最大級の中国テック・スタートアップ専門メディア。日本経済新聞社とパートナーシップ提携。デジタル化で先行する中国の「今」から日本の未来を読み取ろう。

EXCITEのRSSに登録大企業注目記事

アップル、生成AI「Apple Intelligence」の中国導入で現地企業と提携か バイドゥやアリババと交渉 

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録

続きを読む

米アップルは6月10日、自社開発した生成AI「Apple Intelligence(アップルインテリジェンス)」を発表した。スマートフォン「iPhone」などに搭載される。

同社は現在、中国市場向けにアップルインテリジェンスを提供するため、現地企業との提携を模索している模様だ。関係者によると、すでに検索エンジン大手の百度(バイドゥ)や電子商取引(EC)大手のアリババグループ、大規模言語モデル(LLM)の開発を手がける百川智能(Baichuan Intelligent)などと協議を進めているという。

これに先立ち、アップルは中国市場向けのデバイスに外国で開発されたLLMを導入しようと検討したものの、実質的な進展には至らなかったとの情報も伝わっている。

加熱する中国の大規模言語モデル競争。設立半年の「百川智能」に、アリババ・テンセントなどが3億ドルを出資

中国市場におけるアップルの地位は、ファーウェイを筆頭とする中国企業に脅かされている。24年1~3月期の大中華圏(グレーターチャイナ)事業の売上高は全体の18%に上る。中国市場の環境と消費者ニーズによりよく適応するため、アップルはできる限り早く適切な現地パートナーを見つける必要があるだろう。

iPhone、中国スマホ出荷台数のトップ5圏外に ファーウェイは118%の急成長:24年1~3月

(36Kr Japan編集部)

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録

関連記事はこちら

関連キーワード

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録