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中国のリン酸鉄リチウムイオン(LFP)メーカー「恵州億緯鋰能(EVEエナジー)」はこのほど、同社も出資する米ジョイントベンチャー「Amplify Cell Technologies(ACT)」が6月28日、米ミシシッピ州で電池工場の起工式を行ったと発表した。
ACTは、商用電気自動車(EV)や産業向けのLFP電池を生産するジョイントベンチャーで、エンジン大手の米カミンズ、独商用車大手のダイムラー・トラック、米トラック大手のパッカーがそれぞれ30%出資し、EVEエナジーも10%出資して設立した。
今回建設するミシシッピ工場では、主に北米市場向けの商用EV用角形電池を生産する。年産能力21ギガワット時(GWh)を見込み、2000人以上の雇用を創出する計画だという。2026年の出荷開始を予定しており、カミンズ、ダイムラー・トラック、パッカーの3社とその関連会社にほとんどの製品を提供する。
EVEエナジーは01年に設立され、車載電池のほか蓄電池や消費者向け電子機器用電池などを手がけ、現在は世界的な競争力を持つLFP電池メーカーとなっている。中国の業界団体「中国汽車動力電池産業創新連盟(CABIA)」によると、同社の24年1~3月期の車載電池の出荷量は前年同期比5.98%増の6.45GWhとなり、市場シェアは業界2位の16.05%を占めた。
(36Kr Japan編集部)
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