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中国山東省青島市西海岸新区の「金沙灘啤酒(ビール)城」で19日、第34回青島国際ビール祭りが開幕し、20万人余りが来場した。来月11日まで開催される。日本から訪れた宮崎市観光協会の渡辺俊隆会長は会場の盛況を目の当たりにし、「アジア最大級と言われるビールイベント会場を視察させていただき、スケールの大きさと熱気に圧倒され、改めて青島市は素晴らしいと感銘を受けた」と話した。
渡辺氏は20日に開かれた国際ビール祭り同盟協力機構の会議と世界著名ビール祭り経験共有会に参加するため青島を訪れた。
同機構は5年前に青島国際ビール祭りとドイツ・ミュンヘンのオクトーバーフェスト、米国コロラド州デンバーのグレートアメリカンビアフェスティバル、カナダ・オンタリオ州トロントのビールフェスティバルの代表らが青島で設立した。
青島という地名がある縁で、観光協会は2004年8月に中国青島市の文化・観光局との間で観光友好盟約を結んだ。渡辺氏は経験共有会で、宮崎市の「みやざき青島国際ビールまつり」は友好盟約締結記念事業として計画され、青島国際ビール祭りのサテライト会場として05年に初開催されたと紹介。両市が19年6月に経済協力パートナーに関する覚書に調印し、観光にとどまらない交流も始まったと振り返った。
宮崎市の青島は日本有数のリゾート地として知られる。ビールまつりは今や宮崎の夏に欠かせない行事となり、昨年は3日間で6千人の来場者を集めた。中国の青島ビールも出品されるようになったという。
渡辺氏は、中国と日本の「青島国際ビール祭り」を通じて交流が深まり、世界のビール祭りの間で相互理解や協力が一層進むことを願っていると語った。青島市や宮崎市、世界中の著名なビール祭り開催都市にとって、ビールは単なる飲料ではなく、祭り用品から都市ブランド、さらには世界各国の人文・経済・貿易交流の「共通言語」にまで高度化したという。
(新華社青島)
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