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中国の調査会社CINNO Researchによると、2024年上半期(1~6月)のスマートフォン用有機ELパネルの世界出荷量で、中国メーカーのシェアが前年同期比10.1ポイント増の50.7%となった。韓国メーカーのシェアは49.3%だった。
中国メーカーのシェアは24年1〜3月期に53.4%となり、初めて韓国メーカーを超えていた。メーカー別では、韓国サムスンディスプレイが41%で首位の座を守ったものの、前年同期の53.3%から大きくシェアを減らした。2〜5位は、中国の京東方科技集団(BOE)、維信諾(Visionox)、TCL華星光電技術(CSOT)、天馬微電子(Tianma Microelectronics)の順で、韓国のLGディスプレイは6位となった。
英調査会社Omdiaによると、世界のスマホのディスプレーに占める有機ELパネルの割合は、24年1〜3月期に51%となり、初めて液晶パネルを上回った。液晶パネルの需要減を受け、韓国パネルメーカーはすでに技術障壁の高い有機ELパネルに重点を移している。
華為技術(ファーウェイ)や小米(シャオミ)などの中国スマホ大手は23年以降、国産の有機ELパネルを搭載した機種を発売している。また、iPhoneの販売台数が減少していることも、韓国のパネルメーカーに打撃を与えているとみられる。
(36Kr Japan編集部)
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