「ChatGPT」以降、中国のAI企業88万社生まれる。消えたのは何社?

36Kr Japan | 最大級の中国テック・スタートアップ専門メディア

日本最大級の中国テック・スタートアップ専門メディア。日本経済新聞社とパートナーシップ提携。デジタル化で先行する中国の「今」から日本の未来を読み取ろう。

特集注目記事

「ChatGPT」以降、中国のAI企業88万社生まれる。消えたのは何社?

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録

続きを読む

米OpenAIが対話型生成AI「ChatGPT」を公開した2022年11月30日から24年7月29日までに、中国ではAI関連企業87万8000社が登記されたが、すでに全体の8.9%にあたる7万8612社が登記抹消または営業停止となっていることが分かった。中国メディア「鈦媒体」が報じた。

鈦媒体によると、中国では過去3年間でAI関連企業20万社以上が登記抹消となり、10年間で計35万3000社が姿を消したという。

生成AIの特許出願件数、中国が3.8万件で圧倒的トップ 米国の6倍:2014~23年

AI業界で進む企業の淘汰は中国に限ったことではなく、世界的に見てもAI分野の企業が経営難や買収に直面している。例えば米国では、AIユニコーンのAdept(アデプト)とInflection AI(インフレクションAI)が、それぞれアマゾンとマイクロソフトから出資を受けるのと引き換えに、創業者が移籍した。これが「隠れ買収」にあたると見る向きもある。また、AIチャットサービスを手がけるCharacter.AI(キャラクター・ドット・AI)も、グーグルと非独占的契約を締結し、創業者らが移籍している。

生成AIの開発には巨額のコストがかかる上、利益確保が難しい。これがAI企業にとって大きな課題となっている。中国のAI業界も厳しい状況にさらされてはいるが、中国では生成AIの基盤となる大規模言語モデル(LLM)が180以上公開されており、登録ユーザー数は計5億6400万人を突破した。

中国話題のLLM開発「Moonshot AI」、アリババなどから10億ドルを調達 設立わずか1年でトップクラスへ

(36Kr Japan編集部)

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録

関連記事はこちら

関連キーワード

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録