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中国の大手ロボット企業「優必選科技(UBTECH Robotics)」が8月28日、2024年12月期の中間決算を発表した。1〜6月の売上高は前年同期比86.6%増の4億8700万元(約100億円)と大幅に伸びたが、5億4000万元(約110億円)の損失を計上した。
事業別の売上高は、教育用AIロボットが112.9%増の1億6100万元(約34億円)で、依然として収益の柱となっている。産業用カスタムAIロボットは309.5%増の9087万9000元(約19億円)、消費者向けロボットおよびその他デバイスは105.5%増の1億7400万元(約37億円)、物流用AIロボットは22.4%減の5960万元(約13億円)だった。
AIを搭載した商用サービスロボット「Cruzr」は6月までに、深圳の某大手新エネルギー車(NEV)メーカーから大量注文を受け、海外の正規販売店で活用できるようカスタマイズが施された。すでに顧客の出迎え、製品紹介、質問の受け答えなどのサービスを多言語で提供できるようになっている。
注目の人型ロボットは、まだ収益の柱にはなっていないが、すでに工業分野で実地訓練の段階に入っている。工業分野向け人型ロボット「Walker S」は現在、複数の自動車メーカーの組立ラインに導入され、実地訓練が進められている。
UBTECHは、実地訓練で収集した大量のデータを利用してWalker Sの自律学習を支援し、より多様な生産ラインでの高度な活用を加速する方針だという。
*1元=約21円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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