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中国の主な新興電気自動車(EV)メーカーが、2024年8月の新車販売(納車)台数を発表した。上位8社の順位は前月と変わらず。各社とも前年同期比で販売台数を伸ばした。
1位:理想汽車
理想汽車(Li Auto)の8月の販売台数は、前年同月比37.8%増の4万8122台となり、新興EVトップの座を守った。1〜8月の累計販売台数は28万8100台。24年の年間販売目標56万台の51%を達成したものの、残り4カ月で100%を達成するのは難しそうだ。同社はこのほど、年間販売目標を50万台に引き下げた。
2位:AITO
自動車中堅の賽力斯集団(SERES)と華為技術(ファーウェイ)が共同運営するEVブランド「問界(AITO)」の8月の販売台数は、前年同月比868.8%増の3万1216台だった。ライバルの理想汽車には依然届かないものの、着実に販売台数を伸ばした。1〜8月の累計販売台数は24万8137台と理想汽車に肉薄している。
3位:零跑汽車
零跑汽車(Leap Motor)の8月の販売台数は、前年同月比113%増の3万305台と過去最高を記録した。零跑は手頃な価格の「C16」が人気を集め、新興3強の一角を占めるまでに成長した。今後は海外進出を加速する方針で、9月にはフランスやイタリアなど欧州9カ国の市場に2車種を投入する。
4位: NIO
蔚来汽車(NIO)の8月の販売台数は、前年同月比35.7%増の2万176台だった。辛くも2万台超えを果たしたものの、零跑に大きく水を開けられた。9月には価格を抑えたサブブランド「楽道(ONVO)」初の車種「L60」が発売される。これが販売台数を押し上げる結果につながるかに注目が集まる。
5位: ZEEKR
吉利汽車(Geely Automobile)傘下の高級EVブランド「極氪(ZEEKR)」の8月の販売台数は、前年同月比46%増の1万8015台だった。9月には期待の新車種「X7」が発売されることもあり、再び2万台の大台に乗る可能性が高い。
6〜8位
小鵬汽車(XPeng Motors)の8月の販売台数は前年同月比3%増の1万4036台。哪吒汽車(NETA)は9%減の11005台だった。スマートフォンメーカーによる初のEV「SU7」で注目を集める小米汽車(Xiaomi Auto)は、詳細なデータを発表していないが、8月も1万台以上を出荷したとみられる。
ちなみに、業界最大手の比亜迪(BYD)の8月の販売台数は、前年同月比35.3%増の37万3083台(乗用車が37万854台)だった。
(36Kr Japan編集部)
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