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中国の雑貨店大手「名創優品(MINISO、メイソウ)」は10月14日、フードデリバリー大手の「美団(Meituan)」と戦略的提携を締結したと発表した。両社は即時配送サービスを基本とする小売事業で提携し、店舗の立地選定や運営などで協力する。
名創優品は、年内に24時間営業のネットスーパーを800店舗以上立ち上げ、美団のオンラインプラットフォームと連携させ、オンラインで注文を受けた商品を最短30分で消費者に届ける。商品の種類や営業時間、サービスなどで従来のスーパーとの差別化を図り、消費者のニーズに応える方針。2024年1月には試験運営を始めており、すでに約500店舗がオープンし、売上高は累計1億元(約20億円)を超えたという。
両社は実店舗運営での協力も模索している。美団は来店客の消費行動に基づき、名創優品をデジタルマーケティングの面で支援していく。
名創優品は24年9月、中国スーパー大手「永輝超市(Yonghui Superstores)」の株式29.4%を約63億元(約1300億円)で取得して筆頭株主となった。今後は、オンラインとオフラインの両面で小売業に注力していくとみられる。
*1元=約21円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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