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日産自動車などが出資する中国の自動運転技術スタートアップ企業「文遠知行(WeRide、ウィーライド)」が米国時間10月25日、米ナスダック証券取引所に上場した。上場初日、同社の株価は6.77%上昇し、1株あたり16.55ドル(約2500円)で取引を終え、時価総額は44億9100万ドル(約6800億円)となった。
文遠知行は2017年に設立され、一貫して「自動運転でモビリティを変革する」ことに注力し、レベル2からレベル4までの自動運転ソリューションを提供。自動運転タクシー「Robotaxi」、自動運転バス「Robobus」、自動運転物流車「Robovan」、自動運転清掃車「Robosweeper」に加え、高度な自動運転ソリューション「Advanced Driving Solution」の5つの主要プロダクトを展開している。
文遠知行は現在のところ、中国、アラブ首長国連邦(UAE)、シンガポール、米国の4カ国の自動運転ライセンスを保有する世界唯一の企業で、7カ国の30都市で自動運転車の開発・試験・運用を行っている。自動運転車の運用日数はすでに1700日を超えた。
24年に入ってから、中国の自動運転企業が新規株式公開(IPO)の動きを加速させている。自動運転スタートアップの「小馬智行(Pony.ai)」は10月18日、ナスダック上場に向け、米国証券取引委員会(SEC)に目論見書を提出。これに先立ち、自動運転向けAIチップ大手「地平線機器人(Horizon Robotics=ホライズン・ロボティクス)」や配車サービス大手「如祺出行(ON TIME)」などは、香港証券取引所に上場を果たした。
*1ドル=約152円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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