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電子商取引(EC)世界最大手の米アマゾン・ドット・コムが、 米国向けサイト内に格安商品専用コーナーを設ける計画を進めている。米メディアThe Informationが報じた。
アマゾンは出品者に対し、同コーナーで扱う約700品目とそれぞれの上限価格を通知したという。例えば、ジュエリーは8ドル(約1200円)、ギターは13ドル(約2000円)、ソファは20ドル(約3000円)までに制限される。
中国から輸入する雑貨や衣類が対象で、商品は広東省東莞市にあるアマゾンの配送センターから米国の消費者に直接発送される。米国内の倉庫を介さないため、配送コストなどが大幅に抑えられるという。
米国ではこのところ、Temu(ティームー)やSHEIN(シーイン)などの中国発越境ECが安さを武器に急成長し、アマゾンのシェアを侵食している。同社は対抗策として、格安コーナーを開設して価格に敏感な消費者を引きつけ、市場での地位を固める考えだとみられる。
アマゾンは今年6月26日、EC事業者や小売企業が集まる広東省深圳市で非公開の会合を開き、参加者に格安商品専門コーナーを開設する計画を伝えていた。
*1ドル=約152円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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