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中国への過度な依存から脱却しようとする米アップルは、サプライチェーンの多元化に進展があった。同社は「iPhone 17」のNPI(New Product Introduction、新製品導入)の一部をインドのベンガル―ルにある富士康科技集団(フォックスコン)の工場に移したという。米メディアThe Informationが報じた。
NPIでは、アップルの設計図に従って、受託製造企業が新製品のプロトタイプの製造や少量生産を迅速かつ効率的に実施する。フォックスコンのインド工場がNPIを担当するのはiPhone 17の標準モデルだけで、上位モデルの「iPhone 17 Pro」「iPhone 17 Pro Max」「iPhone 17 Air」のNPIはこれまでどおり中国で進められている。
2025年発売見込みのiPhone 17シリーズについて、すでにリーク情報が色々飛び交っている。たとえば「Plus」モデルが廃止され、超薄型の「Air」モデルが新たに追加されるという。AirはPlusに代わるミッドレンジのiPhoneとして、標準モデルとProモデルの間に位置づけられる。
また、サプライチェーンの最新情報によると、iPhone 17シリーズでは全モデルに韓国のサムスンディスプレイとLGディスプレイのLTPO(低温多結晶酸化物)有機ELパネルが搭載され、リフレッシュレート120Hzを実現するという。アップル製品に詳しい天風国際証券(TF International Securities)のアナリスト・郭明錤(ミンチー・クオ)氏も、iPhone 17シリーズの少なくとも1モデルには、アップル独自設計のWi-Fi 7チップが搭載されると予測している。
(36Kr Japan編集部)
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