中国EV「NIO」、24年7~9月期は販売台数過去最高も赤字拡大 李斌CEO「26年の黒字化目指す」

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中国の新興電気自動車(EV)メーカー「蔚来汽車(NIO)」が11月20日、2024年7~9月期の決算を発表した。売上高は前年同期比4.1%減、前期比6.5%増の186億7000万元(約3900億円)で、うち車両販売が167億元(約3500億円)だった。純損失は前年同期比11.0%増、前期比0.3%増の50億6000万元(約1100億円)と赤字が膨らんだが、完成車の売上総利益率は13.1%に改善した。

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7~9月期の納車台数は過去最高の6万1855台を記録した。内訳は、NIOブランドが6万1023台、価格を抑えたセカンドブランド「楽道(ONVO)」ブランドが832台だった。10月の納車台数は2万976台で、1〜10月の累計納車台数は17万257台となった。12月に開催される「NIO DAY 2024」では、高級小型車を打ち出すサードブランド 「蛍火虫(Firefly)」を発表し、より広いユーザー層の取り込みを図る。

NIOの李斌・最高経営責任者(CEO)は、2025年は販売台数倍増と赤字縮小を実現し、26年には黒字化達成を目指す方針を明らかにした。

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*1元=約21円で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

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