中国の車載LiDAR大手「禾賽科技（Hesai Technology）」が11月26日、2024年7～9月期決算を発表した。売上高は前年同期比21.1％増の5億3900万元（約110億円）、純損失は7035万5000元（約15億円）と前年同期の1億4200万元（約30億円）から半分に縮小した。1～9月の売上高は前年同期比3.16％増の13億5700万元（約280億円）、純損失は2億4900万元（約52億円）と前年同期の3億3500万元（約70億円）から大幅に減った。

7～9月のLiDAR出荷台数は前年同期比182.9％の大幅増となる13万4208台で、うち先進運転支援システム（ADAS）向けが220％増の12万9913台だった。1～9月の出荷台数は108.2％増の27万9835台で、うちADAS向けが129.9％増の26万3148台となった。

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ここ数年、ADASの普及が加速しており、それに伴いLiDARの普及率や搭載台数も増加している。禾賽科技は2024年9月時点で、国内外の自動車メーカー20社と提携し、計75車種に搭載するLiDARを量産している。禾賽科技はまた、このほど日本でトップ3に入る自動車メーカーから、乗用車とロボタクシー分野の開発・検証プロジェクト2つを受注したと明らかにした。

10～12月期は売上高1億ドル（約150億円）、純利益2000万ドル（約30億円）となり、通期黒字を達成する見込みだという。

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＊1元＝約21円　1ドル＝約150円で計算しています。

（36Kr Japan編集部）