仏製薬大手サノフィ、北京に過去最大の投資 生産拠点新設

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中国北京市経済・情報化局、北京経済技術開発区管理委員会と仏製薬大手サノフィが2日、協力覚書に正式に調印した。サノフィは約10億ユーロ(1ユーロ=約157円)を投資し、北京の亦荘に新たなインスリン生産拠点を設ける。これはサノフィの中国における四つ目の生産供給拠点で、同社の中国での過去最大の投資となる。北京経済技術開発区への取材で分かった。

今回新設するインスリン生産拠点は主にインスリンバイオ医薬品有効成分を生産し、サノフィの北京工場に生物学的原料を供給する。
 
同社のフレデリック・ウデア会長は次のように述べた。われわれは中国市場の長期発展を有望視している。中国が堅持している対外開放とイノベーション奨励の政策および外資企業のために作った良好なビジネス環境は、サノフィが中国の経済発展に深く参加し、医薬品産業の質の高い発展をサポートする上で強い自信となった。
 
サノフィはフランスに本社を置く多国籍製薬企業で、現在中国に幾つかの生産拠点と研究開発拠点を持つ。うち北京経済技術開発区にある北京生産拠点は30年近くの発展を経て、同社のアジア太平洋地域における最大のインスリン注射薬生産拠点となっている。製品は糖尿病、心血管、内科および腫瘍などの分野をカバーしている。(新華社北京)

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