旅先体験予約サイト「KLOOK」、新たに150億円を調達し事業拡大へ

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旅先体験予約サイトの「KLOOK(クルック)」がこのほど、英Vitruvian Partnersなどから新たに1億ドル(約150億円)を調達した。資金は次の段階の成長とイノベーションに充て、顧客体験や加盟店の業務効率、社内生産性を向上させるため、人工知能(AI)の活用を推し進める。また、アジア太平洋地域の観光局と協力し、各地域の価値創造に貢献していく計画だという。

KLOOKは2014年に香港で設立され、これまでに8回の資金調達を実施、累計調達額は10億ドル(約1500億円)を超えた。出資者にはマトリックス・パートナーズ・チャイナ、紅杉中国(Hongshan、旧セコイ・チャイナ)、ソフトバンク・ビジョン・ファンドなど著名な投資機関が名を連ねる。

KLOOKでは、世界2700カ所以上の目的地と50万種類以上の旅先体験を選択肢として用意している。同社は最新の業績を公表していないが、前回の資金調達の際に明らかにした2023年の予約総額は30億ドル(約4560億円)で、通年黒字を達成。月間アクティブユーザー数(MAU)は5000万人で、中国や東南アジア、日本、韓国、オーストラリア、ニュージーランドなどのユーザーが多かった。

中国エリア責任者の安文氏は、今後も訪中観光客市場に注力するとし、「昨年から入国ビザやトランジットビザの要件が緩和され、訪中観光客が大幅に増加した。当社は海外のKLOOKユーザー数千万人に向け、中国での旅先体験予約を提供していく」と述べた。

*1ドル=約152円で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

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