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中国動画配信大手のBilibili(ビリビリ)が発表した2024年10~12月期決算は、売上高が前年同期比22%増の77億3400万元(約1600億円)だった。 うち、広告収入は24%増の23億8900万元(約500億円)で、ビリビリにとって最大の収益源となっている。収益のもう一つの柱であるゲーム事業の売上高も79%増の18億元(約370億円)と急成長を維持した。
純利益は8893万4000元(約19億円)となり、決算の開示を始めて以来初の四半期黒字を達成した。前年同期は12億9700万元(約270億円)の純損失を計上していた。
ビリビリの陳睿CEOは決算説明会で「当社は2024年にNon-GAAP(非米国会計基準)ベースで損益分岐点を達成したいとしてきたが、24年10~12月期はNon-GAAPベースだけでなくGAAPベースでも黒字化を達成し、節目となる目標を達成した」と述べた。
2024年10~12月期の平均DAU(1日あたりのアクティブユーザー数)は1億300万人、平均MAU(月間アクティブユーザー数)は3億4000万人に達し、1日あたりの平均利用時間は前年同期の95分から99分に増加した。
しかし、通期ベースでの黒字化はまだ遠い。2024年12月期通期の売上高は19%増の268億3200万元(約6000億円)、純損失は72%減の13億6400万元(約290億円)だった。
*1元=約21円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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