中国雑貨大手「名創優品」、海外事業好調で売上高42%増 世界7700店舗突破

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中国雑貨店大手の「名創優品集団(MINISO Group)」は、2013年11月に広州で1号店をオープンした当時は日本の100円ショップを手本としていたが、キャラクターのIP(知的財産)を活用した商品開発とグローバル化に舵を切り、アートトイ専門ブランド「TOP TOY」と合わせて世界7780店舗を展開するまでに成長した。

名創優品が3月21日に発表した2024年12月期決算は、売上高が前の期比22.8%の170億元(約3600億円)で、うち海外売上高が42%増の66億8000万元(約1400億円)と大きく伸びた。調整後の純利益は15.4%増の27億2000万元(約570億円)となった。全体の粗利率は3.7ポイント増の44.9%と過去最高を更新、8四半期連続の上昇となった。

MINISOの店舗に並ぶさまざまなIPコラボ商品

2024年末時点のMINISOブランドとTOP TOYブランドの世界店舗数は計7780店で、前年末と比べた純増数は1219店となり、年初の出店目標を上回った。うちMINISOブランドは7504店で、国内店舗数は460店純増の4386店、海外は631店純増の3118店。21~24年の海外売上高の年平均成長率は40%を超え、24年は海外売上高比率が39.4%に達した。

TOP TOYブランドも好調で、売上高は45%増の9億8000万元(約210億円)となり、通期黒字を達成。店舗数は128店純増の276店に達した。2024年は潜在力の高い東南アジア市場への展開を開始し、すでにタイやインドネシア、マレーシアなどの高級ショッピングモールに出店している。

*1元は約21円で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

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