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中国湖北省武漢市の民間企業、武漢灝存科技(Hexacercle)は人工知能(AI)ウェアラブルハンドジェスチャー認識と全身モーションキャプチャー技術の研究・製品開発を専門とする。同社が独自に開発したウェアラブルデバイスは、人体の動作を高精度なデータに変換し、ローカル環境の大規模モデル学習技術を利用して、ロボットに人間のような柔軟性と学習能力を与えることができる。
センサー装置を身に着けたソフトウエア関連の責任者、付竜さんが体を動かすと、画面上のアバター(分身)が連動して同じ動きを再現した。モーションキャプチャー装置を装着すると、「運動神経中枢」を搭載したロボットアームがまるで人間の手のように物を持ち上げたりつかんだりした。装着者の指先の微細な震えさえも正確に捉えることができる。これらは同社の中核技術「ウェアラブル肢体動作認識・モーションキャプチャーシステム」によって実現されている。
付さんによると、チームはバイオミメティクス(生物模倣)と人間工学モデリングを用いて、関節角度や筋肉群の連動などの複雑な動作をコンピューターが認識できるアルゴリズムに分解し、さらに大規模モデルの学習によって動作ライブラリーを生成した。運動神経中枢システムを搭載したロボットは、膨大な動作データの蓄積を経ることで人間の動作が再現できるほか、アルゴリズムの改善によって、より難易度が高く、より安定した運動コマンドも生成可能だという。
同社の創始者である熊鵬航氏は「ハードウエアデバイスを使って人間の運動データを取得することで、人型ロボットの学習効率が大幅に向上し、トレーニングコストが削減される」と語った。【新華社武漢】
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