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中国市場調査会社の艾媒諮詢(iiメディアリサーチ)はこのほど、中国の2024年のティードリンク市場規模が3500億元(約7兆円)を超え、前年より6.4%増加したと明らかにした。市場規模の拡大に伴い、ティードリンクブランドの海外進出の勢いも増している。
ティードリンクチェーンの「茶百道(Cha Panda)」は24年、初の海外店舗を韓国ソウルにオープンし、タイ、オーストラリア、マレーシア、スペインなどにも出店した。「書亦焼仙草(Shuyi Tealicious)」もベトナム、インドネシア、タイ、米国など9カ国に進出している。「覇王茶姫(CHAGEE)」は東南アジア、特にマレーシア市場での開拓が進んでいる。「喜茶(HEYTEA)」は英国ロンドン、オーストラリアのメルボルン、米国ニューヨークなどの大都市に出店した。
多くのブランドは海外市場に溶け込むため、現地消費者の好みや食習慣に合わせて製品の調整やイノベーションを行い、より多くの消費者のニーズに対応している。
書亦焼仙草の海外市場部開拓マーケティング担当、黄東梅氏は「われわれはベトナム、マレーシア、タイ、インドネシアの4カ国に海外支社を開設し、現地店舗への供給を統一的に行い、食品の安全システム、国際認証システム、物流、倉庫などを含む一連のサプライチェーンを構築した」と紹介した。
「中国の伝統的製茶技術とその関連習俗」は22年、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産の代表的な一覧表に登録された。中国ティードリンクブランドの海外進出は、世界各地の消費者と中国文化をつなぐ懸け橋にもなっている。【新華社成都】
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