Anker、2024年2桁成長。アマゾン販売34%増、関税リスクにも「備え万全」

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モバイルバッテリーや充電器を主力とする中国の電子機器メーカー「安克創新科技(Anker Innovations)」はこのほど、2024年の売上高が前年比41.14%増の247億1000万元(約4900億円)、純利益が30.93%増の21億1400万元(約420億円)だったと発表した。

製品カテゴリー別の売上高は、モバイルバッテリーブランド「Anker」やポータブル電源ブランド「Anker Solix」などの充電・蓄電製品が前年比47.23%増の126億6700万元(約2500億円)で、全体の51.26%を占めた。スマートホームブランド「Eufy」は39.53%増の63億3600万元(約1300億円)だった。完全ワイヤレスイヤホンブランド「Soundcore」、プロジェクターブランド「Nebula」、ウェブカメラなどのスマート音響・映像(AV)製品も好調で、32.84%増の56億9200万元(約1100億円)を売り上げた。

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販売チャネル別では、主力のアマゾンでの売上高が34.23%増の131億4700万元(約2600億円)と半分以上を占めた。アンカーの製品は現在、146カ国・地域に向けて販売されている。

米国の関税引き上げの影響について、同社は高い粗利益率や強力なブランドロイヤルティを確保しているため、今後の展開を過度に悲観視していない。2022年から起こりうる変化への対応策を講じており、不利な要因が発生した場合の備えは万全だという。

同時に発表した25年1~3月期の売上高は前年同期比36.91%増の59億9300万元(約1200億円)だった。

*1元=約20円で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

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