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中国の車載電池最大手の寧徳時代新能源科技(CATL)は5月20日、香港証券取引所に上場した。現時点の調達額は356億香港ドル(約6400億円)で、2025年最大の新規株式公開(IPO)となった。公開価格は263香港ドル(約4700円)、上場初日の終値は307.6香港ドル(約5500円)で、時価総額は1兆3900億香港ドル(約25兆円)となった
韓調査会社SNEリサーチによると、2025年1〜3月期の世界の電気自動車(EV、PHEV、HVを含む)向け車載電池搭載量は前年同期比38.8%増の221.8GWhだった。CATLは40.2%増の84.9GWhで、世界シェア首位を維持した。
CATLの製品は、極氪(ZEEKR)、問界(AITO)、理想汽車(Li Auto)といった中国EVメーカーに加え、テスラやBMW、メルセデス・ベンツ、フォルクスワーゲンなどの世界自動車大手にも広く採用されている。
目論見書によると、今回調達した資金の9割は、ハンガリーで進めている海外工場の建設費に充て、欧州自動車メーカーへの供給体制強化を狙う。第1期の工場には27億ユーロ(約4400億円)を投じて年内の稼働を目指し、第2期も年内の着工を予定している。
*1香港ドル=約18円、1ユーロ=163円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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