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米化粧品大手エスティ・ローダーがこのほど発表した2025会計年度第3四半期(2025年1~3月)決算は売上高が前年同期比10%減の35億5000万ドル(約5150億円)、トラベルリテールを除く売上高は3%減となり、減少幅は第2四半期(2024年10~12月)の4%から改善した。電子商取引(EC)サイトと第三者プラットフォームに支えられ、オンライン売上高はプラス成長を実現した。
ステファン・ド・ラ・ファヴリエ最高経営責任者(CEO)によると、1~3月はスキンケア、メーキャップ、香水、ヘアケアら四大部門がいずれも中国市場でシェアを伸ばし、ラ・メールやエスティローダー、トムフォードなど少なくとも八つのブランドの市場シェアが拡大した。
1~3月の消費者向け投資の伸び率は前四半期を上回り、増加分は主に中国市場と米国市場に集中していた。同社は世界で10店舗近くの直営店をオープンし、中でもフレグランスブランド「ル・ラボ(LE LABO)」の米国と中国での新規出店数が最も多かった。
ファヴリエ氏は「トラベルリテールを除くグローバル事業の売上高は前四半期から改善した。現在の業界の動向や市場環境に合わせるため、トラベルリテール事業の戦略の見直しを積極的に進めており、26会計年度は販売の伸びを取り戻す自信がある」と語った。【新華社北京】
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