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スペシャルティコーヒーを提供する中国の新鋭カフェチェーン「M Stand(エムスタンド)」が7月26日、京都で初の海外直営店をオープンした。日本進出を皮切りに、アジアや世界市場へ広がっていく足がかりとする構えだ。
M Stand京都店は、歴史的な景観が色濃く残る南禅寺エリアに位置している。白と黒を基調としたスタイリッシュな店内は、京都の情緒とモダンな感性を融合させたデザインとなっている。2階には270度のパノラマウィンドウを設けており、四季折々の京都の風景を楽しめる仕様になっている。
海外1号店というのもあり、ローカライゼーションに特に力を入れている。京都産の抹茶や柚子、みかんを取り入れたオリジナルブレンドに加えて、スイカやキウイ、メロンを使ったオリジナルドリンクなどを開発した。ほかにも、地元企業の老舗和菓子店「金谷正廣」と共同開発した栗饅頭や、京都らしい「水占みくじ」も店舗の入り口に用意した。

さらに、トートバッグやマグカップ、パスポートケースといった限定デザインの雑貨も販売し、単なるカフェではなく、空間・商品・体験を通じて差別化を図る。

M Standは2017年に上海で設立され、現在は中国39都市で560店舗以上に拡大している。店舗ごとにデザインが異なり、おしゃれな空間作りが話題を呼び、若年層を中心に支持を集めている。
オープンして間もない京都店だが、すでに多くの在日中国人が訪れて、SNSで紹介している。「南禅寺に来たら、M Standは外せない」「京都で中国発のカフェを楽しめるなんて!」「上海や深圳の店舗とはまた違う洗練されたデザインだ」など、好意的な声が目立つ。
一方で、% ARABICA(アラビカ)など世界的ブランドが生まれた京都は、日本有数の「コーヒー激戦区」として知られる。コーヒー愛好者の目も肥えており、初動の話題性こそ高いものの、この地で長期的に定着できるか注目される。
(36Kr Japan編集部)
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